御前崎(おまえざき)
駿河湾の西端になる静岡県最南端の岬です。ここより南は太平洋で、岬の最南端にある展望台からは地球の丸みがわかるぐらい広い海を眺められます。最南端に行ってしまうと山が見えなくなるので、この画像はすべて北東端の下岬(しもみさき)地域の堤防から写しています。また、緯度経度も下岬のものです。
N34.60303° E138.23358° 標高 3.0m
[1] 北の遠くに南アルプスが見えます。幾つにも別れた南アルプスの尾根が重なっていますが、かなり奥の赤石岳や悪沢岳まで見えています。
[2] 3000メートルを超える赤石岳や悪沢岳も遠くに見え、手前の2000メートル前後の山が連なっています。
[3] 高度を下げてくる南アルプスです。波しぶきが強風に吹き飛ばされて虹になっています。波はこの画面の右から左へ打ち寄せ、強風はその逆に吹いています。
[4] 洋上に浮かぶ富士山です。右は富士山の南にある愛鷹連峰、空気が澄んでいれば伊豆半島が見えるでしょう。
[5] 御前崎の南の部分です。静岡県最南端はこの画像の中央、道路の海沿いにあります。灯台へ登って行く遊歩道の途中「地球が丸くみえるん台」という展望台で写した太平洋です。わずかですが水平線が丸くなっているように見えます。
[6] 「地球が丸く見えるん台」にあった御前崎の位置図です。緯度(北緯34度35分33秒)と経度(東経138度13分44秒)は2002年(平成14年)4月1日より前に使われていた「日本測地系」による値のようです。現在使われている測地系でこの値を指定すると、御前崎の南東350メートル程度の海上を示します。